裁判官に間違いはないのでしょうか?裁判官の良心とは? 袴田事件を通して、日本の問題点を私なりに日記にしたいと思います。

2010年05月30日

「美談の男」~袴田事件を裁いた元裁判官・熊本典道の秘密~

「美談の男」 鉄人社から出版されました。


『美談の男』 ~冤罪袴田事件を裁いた元主任裁判官・熊本典道の秘密~



私は無罪を確信しながら死刑判決を言い渡した。。。」

39年前の過ちを自ら告白した元エリート判事の転落と再生






~熊本典道のメッセージ~

僕のことなんかどうでもいいんです

袴田君が1日も早く自由になってくれることが大切なんです

それだでです。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当ブログよりお申し込み頂いた方に限り、送料無料で「美談の男」をお送りしま
す。
以下のリンクより、お申し込みフォーマットに必要事項をご記入下さい。
本の代金1,470円(税込み)は商品が到着後、郵便振替、または銀行振込みにてお

払い下さい。

http://tetsujinsya.co.jp/work.html

※商品の発送は出版元の鉄人社からとなります。個人情報の保護については鉄人
社:
公式サイトの規約に準じます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





  


23:00を「美談の男」~袴田事件を裁いた元裁判官・熊本典道の秘密~ at 23:00Comments(3)袴田事件

2010年04月14日

『BOX 袴田事件 命とは』 映画公開






~熊本典道よりメッセージ~


映画が完成し、ただただ感無量です

この映画を世に出した方々に心より感謝申し上げます

そして日本の司法のあるべき姿に寄与し

1日も早く袴田君が自由の身になる事を願ってやみません

みなさん是非みてください

お願いいたします


熊本典道



映画予告編


5月29日(土)より、渋谷ユーロスペース、銀座シネバトス、
外にて全国順次公開する。


______________________________________________________

スタッフ
監督・脚本: 高橋伴明
企画: 忠叡
共同エグセクティブプロデューサー: 中島仁 / 加治潤一
プロデューサー: 西健二郎 / 林淳一郎
アソシエイトプロデューサー: 大原盛雄
エグセクティブプロデューサー: 後藤正人
脚本: 夏井辰徳
音楽: 林祐介
撮影: 林淳一郎
照明: 豊見山明長
録音: 福田伸
美術: 丸尾知行
VFXスーパーバイザー: 立石勝
記録: 阿保知香子
編集: 菊池純一
監督補: 小久保利己
制作担当: 榊田茂樹

キャスト
萩原聖人
新井浩文
葉月里緒奈
村野武範
保阪尚希
ダンカン
須賀貴匡
中村優子
雛形あきこ
大杉漣
國村隼
志村東吾
吉村実子
岸部一徳
塩見三省
石橋凌
他   


10:00を『BOX 袴田事件 命とは』 映画公開 at 10:00Comments(3)袴田事件

2007年07月20日

裁判は、人を見ながら裁く事

長らくお休みしました。 今日からブログを再開します。

 私は、平成19年1月28日、袴田君の実姉、袴田秀子さんと初めて会うことが出来、私なりの謝罪をし、今後の彼の無罪放免の為全力を尽くし、あらゆる協力を確約した。 しかし、意の足りなさを痛感していたので5月30日あるテレビマンの助力により、浜松市内の秀子さんの自宅を訪ねることが出来、二人だけで、やっと会話をする事が出来た。 そして、彼の逮捕前後の事情を初めて聞く事が出来た。
 彼のこの事件の事情について最も大事な事情については追って詳しく述べることにするが、この時の秀子さんとの約30分ほどの会話で40年余りの私の思いがようやく「実り始めた」という貴重な経験をして福岡に帰る事が出来た。

 そして、つい先日の7月1日、彼が収監されている東京拘置所に面会に行ったことは周知の通りである。

面会出来れば第一審判決当日以来40年ぶりに事を期待していたのだが、残念ながらそれは叶わなかった。 ただ、その日の事で私にとって記憶に留めておくべき重要な事がある。
 それは、姉 秀子さんが巌さんに「熊本さんが一緒に面会に来ている」「熊本さんて覚えてる?」と尋ねると、「知ってるよ、あの人はいい人だった」と答えたという。 
 私にとっては一審当時の審理の状況、特に私と彼の取調べにあたった2名の松本取調官と質疑応答をよく聞いていた彼の態度を思い出し、強く胸にせまる思いがした。。。

 私は、刑事裁判官になってから先輩の教えに従って「法廷では人の態度を見る事」を第一として審理に望んできたが、袴田君の審理に関しても同様にそうした。 否定している彼の行動・動作については特に気をつけ、彼の目の動きについては神経質すぎる程、気を配っていた。 そのため、メモに集中していた2人の裁判官からは、嫌味(メモを取らない手抜き)を言われる事もあった。 彼の方も、私が主任裁判官である事が分かっていた様で、私の法廷での一投足に全神経を集中させていた様子がはっきり読み取れていた。
 このような関係の中での40年だったので、私がどんな人間かは彼なりに評価していたのではなかろうか・・・・・こんな思いをしながら福岡に帰った。

 裁判、特に刑事裁判では「人を見ながら裁く事」が基本である事は、時代が変わっても変わることがないと私は思っているが、今後、もし裁判員制度が取り入れられたとしても、この事だけは後輩達に残しておくべきであろう。 そして「人を裁くことは人に裁かれる事」 でもあるという事を。。。
 

   


23:00を裁判は、人を見ながら裁く事 at 23:00Comments(4)袴田事件

2007年07月06日

THE JAPAN TIMES


2007年7月4日 THE JAPAN TIMES に 先日のニュースが載りました。
人権大国であるアメリカも注目してきました。  


05:00をTHE JAPAN TIMES at 05:00Comments(0)袴田事件

2007年07月02日

袴田巌君 面会求める

袴田巌君への面会求める

今、福岡に帰ってきました。
袴田君に面会を求めましたが、駄目でした。
お姉さんが「熊本裁判官を知ってるか」との問いに「知っている」と答えたそうです。 
そして、私が会いたがっていると伝えてもらうと「私も会いたい」と言ったそうです。

明日、ズームイン朝に出ます。


【関連ニュース】
41年前に起きたいわゆる「袴田事件」をめぐり、1審を担当した元裁判官が、袴田死刑囚と面会するため東京拘置所を訪れました。死刑を言い渡した側の元裁判官が死刑囚に面会を求めるのは、極めて異例のことです。

 静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、裁判の1審を担当した元裁判官の熊本典道さん(69)が、2日午前10時すぎ、元プロボクサー、袴田巌死刑囚(71)に面会するため、死刑囚の姉・秀子さんらとともに東京拘置所を訪れました。

 熊本さんは今年3月、評議の秘密を破り、「自白の信用性は低く無罪だと思っていた」と証言。事件からちょうど41年目を迎えた6月30日、事件現場を訪れました。

 死刑判決を言い渡した側の元裁判官が、死刑囚と面会を求めるのは極めて異例ですが、2日は接見の許可はおりませんでした。(02日11:34)


■TBS
■テレビ朝日  


23:30を袴田巌君 面会求める at 23:30Comments(3)袴田事件

2007年06月26日

袴田事件 関連ニュース 

6/25日 関連ニュース 

袴田巌死刑囚(71)を支援する「救う会」は25日、1審を担当した元裁判官で「無罪の心証があった」と今年公表した熊本典道氏(69)の陳述書を添えて再審開始を求める上申書を最高裁に出した。

司法記者クラブにて記者会見



■日本テレビ
■TBS
■テレビ朝日 
■東京新聞 
■朝日新聞 
■毎日新聞
■読売新聞
■産経新聞
■時事通信 
■共同通信
■中日新聞
■静岡新聞
■ニッケイネット
■yahoo!ニュース
■livedoorニュース
※削除された記事もあります。

*******************************************************


6/24 サンデープロジェクト 関連

■裁判官の証拠が、メディアによって検証できなくなる 1



■裁判官の証拠が、メディアによって検証できなくなる 2
  


05:00を袴田事件 関連ニュース  at 05:00Comments(5)袴田事件

2007年06月19日

袴田事件 自白の証拠能力②

「自白は証拠の王である」と、昔から言われてきた。
これは全世界共通である。 そのため、どの国の捜査官も、まず自白の獲とくのため、血道をあげる。
しかしそれに集中すると、自白を得るために色々な手段が用いられる。

日本の例をとってみると、戦前の有名な小林多喜二という小説家(蟹工船を書いた)に対する暴行は
有名な出来事で、彼はそのために死んだ。
戦後でも、捜査官が殴る蹴る等して、自白させることが、たびたびあって「そんな自白」を証拠として
利用できるかという事件は数々報告されている。

まず、憲法を見ると、拷問による自白の獲とくが禁止され、刑事訴訟法も同様の規定を設けている。
(日本国憲法38条2項、刑事訴訟法第319条第1項)


関連記事
(袴田事件とは)
http://www.hakamada.net/hakamatajiken/jiken_menu.html
(熊本典道ニュース)
http://www.janjan.jp/government/0703/0703101452/1.php  


12:00を袴田事件 自白の証拠能力② at 12:00Comments(4)袴田事件

2007年06月18日

袴田事件 サンデープロジェクト 

1966年(昭和41年) 6月30日、事件が起こってからもうじき42年目になります。

今週と来週にちょっと動きがあります。

まず今週、6月24日(日)サンデープロジェクトで大谷 昭宏さんとの会談を放送します。
4時間の収録でしたが、放送は20分くらいではないでしょうか。
※放送の予定は変更する場合があるそうです。

内容については、放送前なので言えませんが、大勢の人に見て貰いたいです。


翌日、6月25日(月) は東京、司法記者クラブで記者会見の予定です。 


弁護過誤による有罪・死刑の責任は誰に帰すべきものか。
ー袴田巌を死刑に追いやった人々ー


私がマスメディアに出る事で、一般の人に袴田事件のことをもっと知ってもらえたら幸いです。




関連記事
(袴田事件とは)
http://www.hakamada.net/hakamatajiken/jiken_menu.html
(熊本典道ニュース)
http://www.janjan.jp/government/0703/0703101452/1.php    


12:00を袴田事件 サンデープロジェクト  at 12:00Comments(0)袴田事件

2007年06月15日

袴田事件 弁護権の保障

丁度その時期、私は学者として米国連邦最高裁の判決の動きをタイムミューズウィークから知り、最高裁図書館に送ってきたこれらの判決を読みました。
Miranda V. Arizona外3判決として報道され、私も日本の判例時報に次々に紹介していた。

憲法三七条では被疑者に弁護権を保障している
この弁護権は、被疑者と弁護士と意見を交わし、検察官の主張に対してどのような防御をするか等について十分に話し合う事が重要である。

袴田君の場合、果たして十分にこの弁護権を保障したことといえるだろうか、
これが一番の問題点となる。

この点からみると弁護人三人は合計三回しか会っていない。
しかも、三回合計で一五分間という。

昭和四一年当時でさえも僅か一五分しか面会していない。これでは弁護団と袴田君との間の意志の疎通さえも出来ていないはずで、疑われた事件の内容に対する打合せ、反論をどうするか等の事は到底不可能であった事は誰の目でも明らかであろう。



関連記事
(袴田事件とは)
http://www.hakamada.net/hakamatajiken/jiken_menu.html
(熊本典道ニュース)
http://www.janjan.jp/government/0703/0703101452/1.php  


12:00を袴田事件 弁護権の保障 at 12:00Comments(0)袴田事件

2007年06月14日

袴田事件 自白の証拠能力

袴田事件では何が問題になっているのか。
 
第一審の裁判で最も問題になったのは自白の証拠能力(これを証として有罪を立証するために使用出来るのか)であった。
 
昭和四一年八月一八日、突然逮捕され、丸二十日間二人の静岡県警の誇る強力(ごうりき)班(云ってみれば、静岡県警の誇るエース二名)を彼の取調べに全面的に投入し、その日から二十日間、二人で交互に、一人は調べ官、一人は立会人として彼の取調べにあたった。 証拠はなく、たとえば「これはどうだ」とか、「あるいはこの点についての説明は?」等、彼に示すべき証拠物のない状況で取り調べにあたったことが証明されている。 つまり、この二人は「私が一人でやりました」という彼の自白を求めて調べにあたった。 そして調べる方の二人の警察官はいづれも真犯人だと信じ込んでいて、真犯人なら真実を調官に申しのべるべきだという態度で取調べにあたっている。 この様な、密室での(立会う人もいなく)尋問が丸二十日間もつづいた。
 
このような尋問はすでに昭和四一年六月には、アメリカ合衆国の連邦最高裁判所(ウォーレンコート)で、他に暴行・脅迫等加わらなくても、それ自体強制的な雰囲気を持つものであって、弁護人の立会いがなければ自白が任意されたとはいえないとなっていた。
その点で、この自白は証拠として採用できなかった。

~つづく~


関連記事
(袴田事件とは)
http://www.hakamada.net/hakamatajiken/jiken_menu.html
(熊本典道ニュース)
http://www.janjan.jp/government/0703/0703101452/1.php  


12:00を袴田事件 自白の証拠能力 at 12:00Comments(1)袴田事件